だといいなあ
大好きな春本番の気候になってきた。
春は植物の成長が1番顕著だから好き。
山は若葉だけではなく、桜や桃、木蓮などが花を咲かせて、賑やかに笑いだしている。
昔の言葉に山笑うという言葉があるが、これは野原にも言えると思う。
ホトケノザやレンゲ、ユキヤナギなど、野草や低木も一斉に花を咲かせて、風に揺られて楽しそうにしている。
形で、高さで、色で、空気で…
色々なところから私に変化を伝えてくれる。
今、たくさんの人が不安に覆われていて、だから悲しい気持ちになったり、困ったり、怒ったり、寂しくなったり、何もしたくなくなっちゃったりしている。
3ヶ月後、世界がどうなっているのか、私がどんなことを考えているのか、全く想像つかない。
分からないことは不安を生んで、
不安はつらい感情の源になる。
だからこそ、私は景色を見て、それを元に絵を描いて、少しでも心が楽しくなるようにしている。
現実逃避のようだけど、不安でいっぱいになるよりかはいいかなと思っている。
それだけじゃなく、情報を手に入れて、それを元に誰かと会話して考えを共有すること。それも、不安を和らげることになっているのかなあ。
そうして知って自分に出来ることをやって、より明るい未来に繋げられたならいいなあ。
あの柔らかい空気を、優しい日陰を、湧き上がるような光を描いて、みんなに伝えられたなら、ちょっとでも楽しくなってくれるかなあ。
そんなふうに最近は生きております。